『Angel ハイスクール』長谷川ゆい
各話あらすじ(ネタバレ)
- ブレザー編
先生役かと見紛う髪の薄い先輩(不良)が、後輩2人に命じてブレザーに着替え中のゆいを襲わせる。颯爽とやって来た先輩が、緊張感の無い半笑い気味の殺陣で後輩を倒し自作自演完了。
すっかり感動したゆいは「助けてもらったお礼に何かさせてください」と笑顔で先輩のズボンを下ろす。お前はそれでいいのか?
ゆいのノリノリのフェラチオにご満悦の先輩だが、いい加減やってられないのがその辺に放り出されていた後輩だった。これ以上フェラチオを見せ付けられるのが苦痛だったのか唐突に切れた後輩2人は自作自演を暴露。証拠の携帯メモを突き出された先輩は「憶えてろよ!」と逃走。後輩達を見直すゆい。
先輩に殴られた傷(よく聞こえなかったが「肋骨に入っちまった」とか何とか)が痛む2人に、「私が治療してあげるから早く(ズボンとパンツを)脱いで」とゆい。お前はそれでいいのか?
ゆいのWフェラで2人は昇天。「本当だまされるところだったわ、あの先輩に。ありがと♪」とか何とか。
- バトミントン部編
保健室で寝ている「ツヨシ君」を探しにやって来たゆい。彼には悩みがあった。「5組の窪川っているんだけど……お前知ってる?」「うん、知ってる。あのキモイ子でしょ?」「そうそう。あいつがさ、前からしつこいんだよ……あいつの机とか、汚ねえだろ?」「うん。汚ーい」 善か悪かで言うなら確実に悪に分類される会話を交わす2人。
窪川嬢のアタックから逃げるため、ゆいに恋人のふりをして欲しいと頼むツヨシ。しぶしぶ承諾したはずのゆいだったが、場面が切り替わってソフトフォーカスでピアノが流れ出した途端、2人は楽しそうにバカップルぶりをスローモーションで見せ付ける。いつの間にか情が移ったという表現なのかと思えば、場面転換とともに「もう私たち三日も一緒にいるね」と演技していた時間を懐かしむ。お前ら凄い演技力だったんだな。
その後は「三日間も一緒にいて、ツヨシ君の事好きになっちゃったみたい」とお決まりのパターンで保健室かどこかでファック。どうでもいいが、バトミントン部(ユニフォーム姿)のゆいが単なる学生服のツヨシとどうやって「いつも一緒」にいたんだ?
- ブルマ編
慌ててトイレに駆け込むゆいだったが、うっかり男子トイレに入ってしまった。「あーでも、もう漏れちゃう……イイや!」 良くないだろ。
用を足して出て行くゆいだったが、それから数日後職員室に呼び出される(ブルマで)。
呼び出した教師がビデオテープを取り出す。「最近生徒が男子トイレで隠れてタバコを吸うもんで、仕掛けておいたんだけど……」 そんな事で男子トイレに隠しカメラを仕込まないでください。
とにかくありえないようなタナボタでゆいのマル秘映像を手に入れた教師は、テープをダシに脅迫。ゆいを指示棒で甘いじめする。次いでどこからか取り出したバイブレーターを使用。最後はゆいにバイブを握らせて、ゆい自身に最後までやらせて完了。
- スクール水着編
女子が水泳の授業をしている隙を狙って、教室の机の上に置いてある女子の着替えを物色する主観視点の生徒「西川」。ところがそこに生理で授業を休んだゆいが戻ってきた!(スクール水着で)
現場を押さえていい気になったゆいは、言葉責めを浴びせながら西川をフェラチオする。どんな展開なんだか。
- セーラー服編
放課後のHRで、学園のアイドルだったゆいの急な転校が告げられる。突然のことにざわめく生徒達。この事と、その背景の黒板に大きく書いてある「長谷川ゆい See You 元気でね!」の文字(リボン飾り付き)は大きく矛盾しているのだが、そんな事は気にせずお別れ会が始まる。
教室の真ん中に置かれたマットレスの上で、担任がゆいを抱きかかえながら言う。「せっかく最後だから、お世話になった皆にお前の全てを見せよう」「ハイ」 今気付いたが後になるにつれてどんどんストーリー展開が雑になってるな。
担任とのファック。最後の方で唐突に出てきた生徒「斉藤」が胸にぶっかけ。「おお斉藤。お前よく数学を長谷川に教わってたなあ」「ぱ、πrは、eの、70度よ」(?)「長谷川は数学一番得意だったもんなあ」 これは何のための演出だ一体。
「おお田中、お前はいつも掃除サボってたなあ」「ああ、机は、私が掃いてあげたから、大丈夫だよ、ああ、すごい」 どうでもいいけど先生、田中が転校するわけじゃないからそのセリフはおかしい。
「おお新浦、お前が靴を隠した時(略)」「おお今井、(略)」「おっ谷村(略)」と続々胸に出していく生徒達。最後は先生が出して「長谷川、向こうに行っても頑張れよ」 黙れ。 - DVD特典
撮影終了後、ロッカー室で私服(?)に着替え中のゆい。そこに主観視点カメラの謎の男が現われる。
男は全編無言のまま、怯えるゆいの前にバイブレーターを突き出し、いやがる彼女を苛めた後に最後は自分でバイブを握らせて(さっきも見た展開だが)イカせて終了。
レビュー
多彩なコスプレが売りの『Angel』シリーズは、限られた時間内に多くのコスを着せる都合上、それぞれのシチュエーションがしばしば意味不明になるという欠点があるのだが、それにしてもこれはひどい。監督がストーリー性を付けようという余計な気を回したせいで、上記の通りの惨状に。
男優のセリフ皆無のDVD特典映像が明らかに一番使えるというだけで推して知るべし。あんな下らない脚本にフィルムを割くぐらいなら全コスでファックまでやり遂げろよ。
とにかくDVD特典は本サイト一押しだ。警戒にキツくなった顔が徐々に怯えに変わり、そして快感に負けていく様は素晴らしい。長谷川ゆいの「美人」「美少女」と言うには微妙だがバイト先にいたらナンバーワンになれるという感じのいい意味でリアリティのある顔立ちが好みなら必見。
「ブルマ編」もDVD特典と行為自体はほぼ同じ事をしているのだが、教師役の男優が途中まで延々喋り続けるのがいただけない。気色の悪いブサイク声ではない(美声でもないが)ので聞き流すのは比較的楽ではあるが、いない方が良かったのは確かか。「若い体はいいねえ」とか言われても。後半、長谷川ゆいにバイブを握らせてからはほぼ無言になるのは有り難い。
それ以外のシーンは当サイト的にはまったくヒットしなかったが、あるいは好みによってはアリかも知れない。特に「スクール水着編」はほぼ全編長谷川ゆいが蔑んでののしってくれるのでMの人には良いだろう(個人的にはそちらの性癖がないので良く分からないが)。
とりあえず「セーラー服編」の思い出ぶっかけシーンは誰にとってもどうしようもない事だけはハッキリ分かる。
(※本レビューはレンタル版を基にしている)
(2005/03/05)