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『セル初 あなたのオナニーのために』小倉ありす

DMMにリンク 『セル初 あなたのオナニーのために』小倉ありす
(S1 No.1STYLE)2004年11月発売・秋秀人監督

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 「完全ヴァーチャル/究極の癒し/男の声排除」のパケ裏文句につられて購入。結論から言えば、看板に偽り無しではあった。

レビュー

 全編が完全主観視点・男優一切無言というポリシーに貫かれた、良い意味で恐ろしく割り切ったオナニーサポート物。この徹底振りは大いに評価できる
 しかしここに混入してくる「癒し」要素は果たしてどうか。騎乗位で「あなたの辛い気持ちがオマンコに伝わってくるよ」「涙を流した分だけオマンコを突いていいよ」とか言われてもむしろ泣きたい
 癒しってこういう事なのか? という疑問はさておき、要所要所でこの手の癒しトークが入ってくるので特に癒されたくない人は要注意。ぶっ通しで喋り続ける訳では無いとは言え、この要素が無かった方が間口が広がったんじゃないかと思わずにはいられない。少なくとも視聴者のシチュエーションを限定してしまう(別に悲しくない時に「そんなに悲しまないで」とカメラ目線で言われても)のはオナニーサポート物としてはどうか。
 基本的に喋りのトーンは凹んでいる視聴者に対してセックスでもして元気出せやというスタンスで統一されており、徹底しているという点では間違いなく徹底しているのだが……。ちなみに足コキシーンのテーマは「萌え」なのだが、監督が今一つ萌えという概念を理解していないらしく、「(視聴者の)体中みんな熱くなってるよ。萌えてるからだね忙しかったの? いろいろ頑張ったからかな」と素っ頓狂な事を言い出すので、非常に扱いづらいシーンに成り果てている(恐らく監督は萌えと欲情を誤解している)。

 この癒しテーマに同調できる程の癒しマニアか、時々何か余計な事を言われるのに我慢できるなら、十分小倉ありすを堪能できるだろう。それも嫌なら編集するかだ。
 後は「小倉優子に似ている」とは果たして褒め言葉なのか侮辱なのか。この小倉ありすに常につきまとう問題にポジティブな結論を出しているかどうかにかかっている。
(2005/03/06)

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