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『制服 着ちゃった!』高井桃

DMMにリンク 『制服 着ちゃった!』高井桃
(オーロラ・プロジェクト/ボス・キャット)2005年01月発売・葵刀樹監督

DMM

レビュー

 オーロラ・プロジェクト(→用語解説)と高井桃と言えば相性の良い組み合わせだが、今回は変化球。何しろ女優がオーロラ作品なのに笑顔で喋るのだ。
 のっけから「今日はいっぱい喋る高井桃でいきますので。頑張りまーす♪」と始まるのはオーロラファンには衝撃的ですらあるが、元々高井桃はこういう見た目と喋りのギャップにも人気があったので、今回は旧来のファンに向けた葵監督なりのファンサービスという所か。撮影が進んでファックが始まる頃には結局要所要所でしか喋らなくはなるのだが、とにかくオーロラでは珍しい「明るい高井桃」が見られるのが本作の特徴だ。

 しかしながら作品としては、詰めの甘さが目立ってあまり良い評価は与えられない。
 まずタイトルにも謳われている制服が似合っていない。そもそも美人タイプの女優なので女子高生役にはあまりにも無理がある上、制服自体のデザインもコスプレの為の制服という感じで今一つ。元々は高井桃のリクエストだったらしいが、葵監督は心を鬼にして止めるべきではなかったか。
 ナチュラルなロングヘアーも喋り中は悪くないのだが、ファックシーンになるとすぐにサイドが顔にかかっていわゆる貞子状態になって非常に見栄えが悪い。かと思えば後半の正常位やローター・バイブ責めではせっかくのロングヘアが前髪ごと背中側に倒れて魅力減と、何をしたかったのか分からない。
 しかも今回、なぜか監督のカメラワークまでいつもの冴えが無く、女優がフレームアウトしたのでカメラ位置を変え、すると女優が体位を変えたのでフレームの中心から外れ、それに合わせてカメラ位置を修正し、かと思えば女優のポーズを変えさせて、と非常に落ち着きが無い。常に女優が綺麗に映るカット割りで何分も維持し続けるあの葵監督の作品とはとても思えない仕上がりだが、今回のテーマである「自然体」にこだわり過ぎたのだろうか。
 むしろ今回は、前戯(これが1時間以上ある)の間の明るくローターを擦り付けたり股間に添えたペニスを弄って遊ぶ高井桃を見るための作品と考えた方が無難だろう。本格的にオーロラ式延々ファックを見たければ『G-CUPの誘惑2』でも買うべし。
(2005/03/06)

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