『放課後美少女H 美白娘みずほCカップ』中橋みずほ
レビュー
同名ビデオ作品のDVD再編集版。オーロラ・プロジェクトといえば、ストーリー・演出・男優の声はまったく無しで、ひたすら長回しのハメ撮りを延々しつこく撮り切るのが特徴。この思い切りの良さは評価すべきだ。そして女優のタイプはリアリティのある清純な野暮ったさと、プラス要因を足すのではなくマイナス要因を消して行った末に現われるであろう特徴の無い美少女顔がデフォルトだ(もちろん雛乃つばめのような全くの別パターンもいるが)。
つまるところ女優の顔が好みか否かだけが勝負の分け目と言っていいオーロラ作品だが、今作はオーロラらしからぬ長い睫毛と二重瞼を持つ、むしろプラス要因を持った顔。その代わり意外に骨格がはっきりした輪郭。この顔を良しとするかどうかは個人の趣味に任せるべきだろうが、個人的には髪で骨格が隠れている分には有りだ。正常位を始めると髪が顔から離れてしまい目も当てられなくなるが。
さすがに古い作品だけあって手慣れない部分もあり、ハメ撮りのカメラワークが今と比べると下手だったりシーン割りのバランスが今ひとつだったりと不満も多い。特に後半、髪型をお下げにするのは定番とは言え、この女優の場合は頬骨のラインを強調する結果に終わっており、これは葵監督らしからぬイージーミスと言えるだろう。
前半に登場する、机の前の椅子に座ったままで股間を弄くられるシチュエーションは珍しくもいやらしくて中々良い。また、目に力のある女優だけにカメラ目線の後背位はかなり魅せてくれる。画質の悪さからかパッケージ写真には採用されていないが、バスルーム内での後背位は本作の見せ場の一つだ。その後、例の正常位に移行するのは見なかった事にする。
(2004/03/13)