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『さやか&あいの自我撮りオナニー』堤さやか・長瀬愛

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(素人倶楽部)2004/02発売

DMM
 前から気にはなっていたがその値段と胡散臭さで買わずにいた素人倶楽部レーベルを、たまたま行きつけの店に置いてあったという理由で購入。

レビュー

 金返せ
 このサイトは基本的に主観オンリーとは言え、ごく多少は「これが好きなユーザーもいるかもしれない」という姿勢はとり続けてきた。しかしそれにも限界はある
 ビデオ冒頭、堤さやかが他人(誰?)のAV撮影を見ながら思わずその気になる表情のアップは中々良かった。元々こういう目の演技ができる女優なので、このシーンだけで勃起できるほどだ。
 その後は定番のオナニーシーンに進むのだが、パッケージに書いてある「見えそうで見えない、このアングル!」という煽り文句が、まさか表情が見えそうで見えないという意味だったとは。
 カメラワークは乳や股間のアップが大半で、顔のアップや全身像がたまにカットインするが、その時もすぐに目から上をフレームアウトする絶妙のカメラアングル。もしかすると堤さやかの顔が嫌で嫌で仕方ない人向けのビデオなのかもしれない。
 しかしこれがまだマシな方だったとは、この時誰が想像しえただろうか
 堤さやかがひと仕事終えると長瀬愛の出番が始まる。これまでに堤さやかが醸し出していたある種の緊迫感・背徳感を完全に帳消しにしてまるで自分の部屋のようにリラックスしたトークを堤さやかと交わす長瀬愛(自画撮り中)。
 そしてダラダラした流れのまま寝転がって、これでオナニーが始まるのかと思えば、一向に始まらない。カメラの位置を直したりなんとなく談笑したり無駄な時間を過ごして、やっと服の上から胸を多少面倒臭そうに撫でたかと思ったらまたカメラを直したりを繰り返す長瀬。この胸を適当にまさぐる間、完全に目が泳いでいるのはまだしも、ところどころで挿入される談笑タイムではまったく逆の生きた目をするのは何とかならないか。長瀬愛さん、せめて仕事中は意欲だけでも見せてください
 しかしこれは序章に過ぎなかった。何度目かの長い談笑タイムを経て、ついに手の動きが完全に止まり、単に寝転がって他人のセックスを鑑賞するだけになる長瀬。ポテトチップを食い始めかねない絵ヅラだ。もしかして撮影中だという事を忘れているのだろうかまさかこの状態が5分間も続くとは
 けだるい昼下がりフェチ以外を置き去りにした5分間が過ぎ、やっと体をまさぐり始める長瀬。とうとう給料泥棒が仕事を始める気になったか。しかし1分もしないうちに手の動きがまた止まってけだるく髪をかき上げる長瀬。ま、まさか? どうした長瀬、ぴくりとも動かない! 動け長瀬、この給料泥棒!
 とうとう向こうの撮影が終わってしまい、まるで全てが終わったかのように談笑し始める長瀬。「見てて気持ちよかった。なんでだろ(笑)」なるほど動かなかったのはそういう理由か。こっちは全然気持ち良くないのだが。……END。え、ええ!?

 まさか仮にも堤さやか・長瀬愛というビッグネームを揃えてここまでプロ意識に欠ける作品が撮れると思わなかった。慣れないメーカーのAVを買う時はいつも授業料を出すつもりで買う自分だが、この授業料は高すぎる。とにかく「素人倶楽部」には気を付けろ。DVDを速攻で売りにいく今、言える事はそれだけだ。
(2004/04/11)

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