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『lose(ルーズ)(1)』大井はに丸

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(ヒット出版社/セラフィンコミックス)2003年10月発売

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あらすじ

 ある高校で発生した「ゲーム」。参加する10人の女生徒はゲームの期間3日間をノーパンで過ごし、これを悟られなければ勝利となり1人300万円が手に入る。一方男子生徒は1度きりの解答権を使って誰がノーパンか一人でも当てられれば、卒業まで敗者を自由にできる。簡単に言えばエロバトルロワイヤルだが、少女達はそれぞれの理由で参加し、男達は機知を働かせ1人また1人と凌辱権をもぎ取っていく。
 企画者は同じ高校に通う天才児「裕一」。生徒はおろか教師や裏のコネクションまでをも巻き込み周到に計画されたこのゲームの行方は?

レビュー

 素で面白いマンガ
 設定を要約すると相当メチャクチャだが、本編を読むとマンガ的な大風呂敷と自然なセリフ回しで意外に説得力があることに気付かされる。一話一話変化をつけたストーリーとエロシチュエーションで、エロとしてもエンターテイメントとしても成立させているのは見事と言う他ない。
 もっとも表紙と裏表紙で一目瞭然なように絵にクセがあってついでにヘタなので、この絵柄でも万事OKだという読者にしか勧められないのが難点だ。多いとは言えないページ数に過密なエロとストーリーを詰め込んだせいで、説明不足の分かりにくい場面があるのも惜しい。欲を言えば男子生徒側にもう少し知的なアイデアも欲しい所だが、ページ数からするとこれが限度か。少なくともエロマンガにそこまで期待するのは間違っているし。
 絵柄の問題さえクリアーできれば強姦から和姦にレズ、オナニー、アクロバティックなプレイまで取り揃えたシチュエーションと結構簡単に気持ち良くなって状況に甘んじる軽さで存分に楽しめるだろう。個人的には無理だったが、マンガとしては面白かったので2巻も買いたい。
(2004/05/01)

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