ヱロチカ: DVD/ビデオ レビュー
ヱロチカ > DVD/ビデオ レビュー > 『魔法戦士スイートナイツ 〜ヒロイン陵辱指令〜 II』

『魔法戦士スイートナイツ 〜ヒロイン陵辱指令〜 II』

DMMにリンク 『魔法戦士スイートナイツ 〜ヒロイン陵辱指令〜 II』
(CROSSNET VIDEOWORKS/ALCO)2004年09月発売・粟井重紀監督

DMMレンタル
Amazon
オフィシャルサイト(サンプルムービー有)

あらすじ(ネタバレ)

 前回までのストーリーはおいておくとして、柚木香那葉ことスイートキッスは開始5秒で敵に襲われ、20秒で敵に捕らえられるここでタイトルが入る)。
 体が動かなくなる上に催淫効果のある都合のいい触手の分泌液を喰らってしまい、悪の親玉「メッツァー」に犯されるスイートキッス。
 中出しされてもまだ強がるスイートキッスを触手責めにしようとした所であいにくスイートリップの邪魔が入る。よく考えると冒頭スイートキッスは姿の見えないスイートリップを探してウロウロしてたら敵に捕らわれたのだが、今まで何してたんだ
 攻撃無効化という確実にゲームバランスを崩す能力を持つメッツァーの前にスイートリップは苦戦するが、メッツァーはさっき中出しして満足したのかテレポートでどっか行く

 翌日。今日も今日とてザコ敵を倒しまくるスイートリップだったが、突如現われたメッツァーと突如現われた人質になすすべもなく、メッツァーをファラチオする羽目に。
 口内射精もバッチリ決めたメッツァーだが、人質の解放を迫るスイートリップに「(要求は)一つとは言っていない」という小学生レベルの詭弁で返答。スイートリップに突き付けたもう一つの要求とは、公園でのオナニーだった。
 メッツァーの指示通り自分で実況しつつ演出効果過剰な絶頂必殺技が決まった時のような背景になる)を迎えるスイートリップ。今度こそ人質解放を……と思ったその時、人質が実はメッツァーの部下の変装だった事が明らかになる。もっとも顔と髪形が一緒だから視聴者にはバレバレだったが。
 例の麻酔液の効果で、去っていくメッツァー達を為すすべも無く見送る事しかできないスイートリップだった。

 その後、メッツァーが何となく怪しいと思った女がやっぱり3人目の戦士にしてリーダーのスイートルージュ(今まで2人のピンチにも登場しなかったのは、経験を積ませるため)だった事が明らかになったり、メッツァーが思い付きでスイートキッスを拉致してみたりして、次回に続く。

レビュー(ネタバレ)

 エロに関しては十分と言っていいだろう。むしろエロシーン中心に話が展開しすぎて、ほとんどストーリー上何も進展がないぐらいだ。
 作画・キャラデザイン共にややチープながら大きな崩れが無くまずまずの出来で、次回作にも期待が持てる1作。残念なのは、スイートリップのオナニーシーンをより辱めるために登場した学生連中の声があまりに情けないことと、触手が単なる「いきなり口に飛び込んでは(例の液を分泌して)すぐに消える物」程度の扱いで人間型のメッツァーばかりが活躍するところか。
 とは言えこのメッツァー、敵視するには面白すぎる
 敵対勢力に対して武力ではなくエロ調教で戦うという思想そのものが間違っているのだが、過去のこの手の作品で異形の怪物のやることだからと見逃されてきた部分を美形(それなりに)人間型をしているメッツァーにやらせるとこんなに面白くなるとは。むしろ敬意を持って、メッツァー師匠と呼ばせてもらおう。

(スイートリップの攻撃を無効化して)「こんな事を何度やっても無駄だ。それよりも、また俺の肉棒を味わいたいか……スイートリップ」 話の前後が繋がっていませんメッツァー師匠!
「今日はこれで引き揚げよう。その聖なる戦闘服とその下の柔らかな肢体を汚すため、我々は何度でもお前達の前に現われる」 言い方だけ立派ですが志が低いですメッツァー師匠!
「どんな事でもする……そう言ったな。よし……では俺のモノをしゃぶり、気持ちよくさせろ。丁寧に舌で舐め回し、唇で愛おしげに包め」 命令と言うには描写が具体的すぎますメッツァー師匠!
(スイートルージュ登場に際して)「今日はこれぐらいにしておこう。いずれその気品に溢れた姿も、汚辱と恥辱にまみれた姿になるだろう」 どんなに韻を踏んだところで最悪な捨て台詞なのは一緒ですメッツァー師匠!
(スイートリップがオナニーするベンチの裏に隠れながら)「早くしろ」 もうただのダメな人でしかありませんメッツァー師匠!
 等々威厳たっぷりの声で威厳のかけらもない言動をするコントラストが最高だ。特に意味もなく出たり消えたり、明らかに思い付きだけで行動しているあたりも見所だ。
 その他、オナニーするスイートリップに、バイブレーターを触手に手渡させたりという小技も効いている

 スイートナイツ側もスイートナイツ側でサービス過剰で、ただ「この女(人質)に自分を見てくださいとお願いするんだ」と言われただけなのに「見てくれてますか? 私のこと……男の人の大きくなったモノを、舌でいやらしく舐めてるんです」と明らかに要求以上のセリフを台本無しで言い出す始末。スイートキッスも犯されながら「やだ……Hな液が、いやらしい液が、出ちゃうぅ」とかどうかと思う事を言い出すし(もっともこの辺りはエロゲー原作である事も原因なのだろう)。
 まあエロいからいいんだが

(※本レビューはレンタル版を基にしている)
(2005/02/18)

$MTBlogName$ DVD/ビデオ レビュー 目次に戻る 
ヱロチカ トップページに戻る