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DMMレンタル体験記

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DMMアダルト:オンラインDVDレンタル

 DMMのオンラインDVDレンタルサービスを利用してみた。お試し無料期間の1ヶ月を過ぎたが、個人的には確かにアリだ。契約継続しようと思っている。が、少々微妙でもある。

レビュー

 このサービスの使い方についてはオフィシャルのガイドページを見てもらう事として、ここでは実際に利用した「感触」を中心にレビューしていこうと思う。

 まず品揃えだが、レンタル店としては(オンラインでもオフラインでも)十分な量と言えるだろう。トップページの検索やジャンル別ブラウズで実際に調べてみて欲しい(ただし、これはレンタルというよりDMM全体の問題なのだが、作品ごとのジャンル設定が結構いいかげんで目当てのビデオを見逃す事も多い)。
 レンタル屋というととかく目当ての作品や掘り出し物を探して中腰でウロウロする羽目になりがちだが、検索窓から入力するか適当にリンクをクリックするだけで手っ取り早く辿り着けるのはさすがオンラインレンタル。この便利さは特筆ものだろう。
 一般のレンタル店では取り扱われていないインディーズメーカー作品を多数レンタルしているのも魅力だ(全メーカー全作品を押さえている訳では当然無いとは言え)。地元のレンタル屋には意外と大きく「レンタル禁止」と書いてあるDVDを貸し出している店もあったりするが、明白に違法だし第一あの店そのうち潰れそうだしな

 システムは返却期限無しのいわゆる「ウィッシュリスト方式」で、返却するたびにウィッシュリストに登録したDVDが2枚ずつ返送されるというシステム。返却期限無しと言うと一見貸し出しっぱなしになりそうに思えるが、ユーザー側としてはコストパフォーマンス(月額利用料÷DVD枚数)を高めるためには出来るだけ早く返却して次の作品を借りなければいけない。この仕組みでうまく「回転率」が得られるという訳だ。
 ちなみに月額利用料は1980円(2005/4月現在)。仮に一般的レンタル店の価格が1本300円とすると、DMMレンタルではひと月に7本借りれば元が取れるという事になる。
 正確にはDMMレンタルでは2本セットでの貸し出しが原則なので、ひと月計4回のレンタルで元が取れてお釣りが来る計算だ。ひと月4回=1週間1回と考えればちょうど一般的レンタル店と同程度の価格帯というところか。DMMレンタルには新作/旧作の区別が無いのでむしろ割安と言ってもいいだろう。
 ただし、ここで注意しなければいけないのが配送にかかる時間で、例えば自分の住む地方では到着まで2日〜3日間かかってしまう。返却にも同程度かかるので、元を取ろうとすれば実質1日しか手元に置けない
 クロネコヤマトのメール便で「金沢物流システム営業所」から発送されているようだが、ここからの距離を地方在住者はよく注意してほしい(たまたま自分の住む地方に一番近かったのが金沢だっただけで、他の土地にも営業所があるのかも知れないが……。実際に入会してみて、無料期間の間に十分チェックするのが一番確実だろう)。
 正直言って、この地域間格差が生じるシステムはいただけない。配送に時間がかかる地域ならそれだけ月額利用料を割り引くとか枚数を多く貸し出すとか、まあ抜け道が色々出てくるので無理なんだろうが、せめて日本各地に営業所を置くようにしてほしいものだ。

 実際の使用感はどうか?
 まず「貸出中作品が多い」というのが第一印象だった。今自分のウィッシュリストを見ても、約半分が貸出中になっている。もっともこれには在庫不足以外のからくりもあるようだ。
 返却のたびに順次棚に戻していくのが一般レンタル店だが、DMMレンタルでは毎日午前9時まで待ってから一斉に返却受け付けと送付作業をこなすようで、それまでの間DVDは「店先に溜まる」状態になる。このせいで実質よりも貸出中作品が多いように見えてしまうらしい(試しに平日の朝10時あたりにウィッシュリストを見てみると、物凄い勢いで在庫が潤っていくのがわかる)。あまり効率的なシステムとは思えないのだが、どうだろう。

 自分の見たい作品に限っていつも貸出中で、「誰か借りっ放しのまま忘れてる奴がいるんじゃないのか?」と思ってしまうのは一般レンタル店とたいして変わらない。ついでにその代わりに(ウィッシュリストの下の方から)貸し出された作品がまたよりによって箸にも棒にもかからない駄作だったりするのもまた同様。
 それでもおおむね回転率は良く、比較的ウィッシュリスト上位の作品が回ってくる場合が多いようだ。こればかりはウィッシュリストの内容次第なので人にもよるだろうが。

 新作の入荷はかなりコンスタントに入ってきているようで、週に数十本ペースで登録されている。サービスを利用し始めてすぐに見たい作品が無くなるという心配は無用のようだ(もちろんセルの新作が発売直後にレンタルされるという訳ではないが)。
 入会したら、以後新着順ページをマメにチェックするクセをつけておくといいだろう。

総評

 個人的には、セル版を買うほどではないが気になる作品、動画では未チェックの女優、はたまたパッケージ写真の段階で多分駄作だがそれでも一応確認しておきたい作品、そういった物のチェック用に重宝している。セル作品を買うというのは一種の偉大なるチャレンジであり、実質300円のレベルで手軽にセル作品をチェックできると考えれば非常に便利なサービスだ。
 逆に、この「借りてはすぐに返して」のシステムをうまく扱えないと損をするばかりであるとは言える。いわゆる「借り放題」という売り口上そのままにDVDを借りっ放しでいては利用料の無駄遣いになってしまう。その辺りは十分割り切って使う必要があるだろう。
(2005/04/24)

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