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『EDEN』フォレスター

Amazonにリンク 『EDEN』
(フォレスター)1998年発売

Amazon(絶版のためDVD-PG版にリンク)

ストーリー(ネタバレ)

 月面に謎の巨石建造物を発見し、調査に降り立った地質調査隊チーム。そこには一体の触手チックな異星人かなにかが待ち構えていた。
 男は殺し女は犯す怪物の影に怯え、閉じこめられた遺跡内でバラバラに分断されて逃げ惑うチーム。ちなみにメンバーは若き天才地質学者でショートカットタレ目ロリフェイス巨乳純真性知識皆無という完璧超人のエレン博士。顔も体格もロリペドキャラだが性格は軍人タイプで気が強いという、これまた完璧超人のシズカ隊長。死亡要員の男性クルー。そして気の違っちゃった男グレン医師。まさにこれ以上ないメンバーだ。
 月遺跡のすごいテクノロジーを独占しようと考えたグレンは女性メンバーを捕らえ、怪物がそっちに夢中の間に遺跡を我が物にしようと試みる。
 でもなぜか怪物はグレンを殺す方が良かったらしく、その間に女性陣は逃げ出して月遺跡も崩壊してめでたしめでたし。
 結局遺跡の謎は何も解決していないが

レビュー

 ほんの一瞬の間だけイリュージョンと並ぶポリゴンエロゲーメーカーだったフォレスターの最初にして最高の一作。つまりこれ以降は落ちる一方という意味で。
 シーン数こそ少ないものの3Dレンダリングのエロムービーは結構良く出来ているし、モデリングもこの後のシリーズと違ってクセが少なく万人向けポリゴン萌えキャラに仕上がっている。ムービーの圧縮率が高くて画質や声質の劣化ぶりはWinMXで出回るエロムービー並ではあるが、そのあたりを無視すれば1998年作品とは思えないほどの現代でも通用しそうな完成度だ。
 ちなみにパッケージには「狩られるモノ・人間 狩るモノ・あなた」という扇情的なコピーが書かれているが、実際のところ自分 (謎の生命体) のすることといえば移動する方向を決めるだけで、女性クルーを見つけて襲えば (エロムービーを挟んで) 即ゲームオーバー、襲わなければストーリーが進むという恐ろしく単純なゲームシステムなので、真面目にプレーするのは時間の無駄だろう。むしろCD内のディレクトリからムービーファイルを探して再生する方法をお薦めする。

エロ見所(ネタバレ)

 通常の触手シーンは 女性クルー発見 → 本番の真っ最中 → 男性クルーに不意打ちされて死亡、の3シーンが連続するという情緒のないパターンなのであまりお薦めできない。見所はラスト直前、キチガイ医師グレンに女性クルー (どっちを選ぶかはプレイヤーの任意) が囚われて以降だろう。
 怪物のエサに誘うためとはいえ、いきなりオナニーを強要するグレン医師。男が惚れる男だ。エレンとシズカどちらも最初はその気がないのだが、エレンは銃で脅されたショックで放尿して、シズカはアヌスを弄ばれて、それぞれ快楽のスイッチが入ってしまう。個人的には放尿もアナルも惹かれるものはないが、このシーンは嫌々ながら気持ち良くなってしまう描写が素晴らしい。ついでにエレンの場合、これが初オナニーという辺りも素晴らしい。
 そして彼女が一仕事終えたところにお待ちかねの怪物襲来。ここでプレイヤー (怪物) がグレンを選べばエンディングに進むのだが、冗談ではない。女性クルーを選ぶと、「これから挿れる」というタメの間が見事な挿入シーンを挟んでエロムービー3連発となる。ここでも嫌がりつつも気持ち良さは認めざるを得ないという感じで実にエロい。
 もう少し真面目な話をすると、この場面での流れ落ちる汗の表現や、全身が汗でテカる反射の描写などは、数あるエロ3Dレンダリング物でも白眉の出来である。この技法が後の作品 (他社を含む) に活かされていないのは残念極まりない事だ。マジで
(2002/01/04)

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