ヱロチカ: ゲーム レビュー
ヱロチカ > ゲーム レビュー > 『EDEN II』フォレスター

『EDEN II』フォレスター

Amazonにリンク 『EDEN II』
(フォレスター)1999年12月発売

Amazon(絶版のためDVD-PG版にリンク)

ストーリー(ネタバレ)

 前作のラストで崩壊する遺跡から逃げ出したエレンとシズカのロリータフェイス二人組だったが、実は逃げ切るのに失敗していた。今度は遺跡の地下にあった地下遺跡に閉じ込められた彼女達を救出するため、捜索隊が派遣される。
 捜索隊の構成メンバーは強気娘のフレアと、その双子の姉でテレパス無口少女のカリン。お高くとまった金髪年増医師のハンナ。この3名が新たな触手要員として、その他いいところを見せて死ぬでぶと、最後にいいところを見せる若造という男性クルーが2名。
 前作のキチガイ医師グレンはなぜか触手怪物と融合してキチガイ触手に変貌。そして結局もう1体いたらしい触手怪物も登場、遺跡内で理由のよくわからない追っかけっこがまた始まる。
 フレアが触手怪物にやられそうになったり (惜しい)、カリンがグレンの触手テクにメロメロになったり、エレンとシズカが全裸で遺跡をほっつき歩いているうちに意味ありげな地下湖を発見したり、でぶが若造をかばって死んだりと色々あった結果、またグレンと触手怪物が生き埋めになってめでたしめでたし。
 結局何も解決しないまま

レビュー(ネタバレ)

 純粋に犯って殺られるゲーだった前作にストーリー性を導入しようとして見事に失敗した怪作。
 男性クルー2人の先輩死んで後輩成長ストーリーは、ちょっとイイ話のようで実は全体の構成としてまったく必要ない挿話だし、そんな事をやる前にもう少し謎の遺跡について掘り下げたらどうだ。こんな具合で各キャラのストーリーが別のキャラのストーリーと見事に遊離しているので、一本のストーリーというよりきわめて薄手のオムニバスドラマと考えた方が近い。ちなみに意味ありげに登場した謎の地下湖は、本当に謎のままで終わっている。
 女性キャラが増えてモデリングが新造になったのは進歩といえば進歩だが、かえって濃い顔になってしまったのはいかにも退化だ。
 一応言っておくと、例によってゲームシステムは移動方向を決定して、エロシーンを見てゲームオーバーかエロシーン無しで次のシナリオに進むかの悪魔の二者択一方式なので、CDから直接ムービーファイルを読み込むのが吉。

エロ見所(ネタバレ)

 薄い。基本的に触手が襲うだけなのでどうしようもないのだろうが、シチュエーションに工夫がないのはいただけない。1回のエロシーン=ムービー1シーン (どの体位が当たるかはその場面による) という構成上、本当に前戯その他省略していきなり行為の最中からスタートして、何の結果 (精液とか) ももたらさずに殺されるというのがこのゲームのエロシーンだ。一応何シーンかが連続する場面もあるのだが、フレアが襲われそうになって助かったり、カリンが触手と合意の上でセックスしたりとくだらない場面ばかりなので、無い方がましだ。(もしかするとハンナ医師が襲われるシーンも長回しだったかもしれないが、年増は興味無いので忘れた)
 かろうじてフレアとカリンの姉妹どんぶりシーンがあるのと、前作でポニーテールだったシズカが髪を下ろしてますますロリペド顔になったのは見所といっていいかもしれない。
 一応全キャラ触手攻めシーンは問題なくあるしレンダリングは普通に良くできているので、好みのキャラでもいるならそれなりに満足はできるだろう。
(2002/01/04)

$MTBlogName$ ゲーム レビュー 目次に戻る 
ヱロチカ トップページに戻る