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『巨乳ナース』天衣みつ

DMMにリンク 『巨乳ナース』天衣みつ
(GLAY'z ONE/GLAY'z)2005年04月発売

DMM
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あらすじ(ネタバレ)

 天衣みつは看護学校を首席で卒業した新人ナースである。どうせ「支給されたナース服に胸が入り切らなかったので初日は胸元を開けたままで勤務する」ような適当なコント仕立てのシナリオなので、この辺りの設定は比較的どうでもいい
「いやあ院長、やられました。こりゃ一本抜かれましたな」等のゆるいギャグが発生する新人の自己紹介シーンを経由して、やっと本題のエロシーンに。「先天性勃起症候群」だの「パイズリ療法」だの、見ている方が病気になりそうな設定だがパイズリはちゃんとするので良しとしよう
 そんなバカ療法シリーズのクライマックスは手術室で意識不明の患者を騎乗位でほどほどの匙加減で興奮させるというもの(意味は不明)。しかしみつは騎乗位でやってる内にノリノリになってしまい、つい患者を死なせかける程に腰を振ってしまう。
 この件を糾弾され、先輩ナースのお仕置きを受けるみつ。感じやすい体質の一方、その実イッた経験がなかったみつは先輩の手ほどきで初めての絶頂を体験する。しかしその直後の患者に非常にゆるくレイプされるシーンやオナニーシーン、患者に縛られての電動マッサージ機プレイでも非常に簡単にイッているので、この設定の意味があまり良く分からない
 とにかく患者に連続でいいようにされて自信を無くしたのか、みつは院長に辞職を願い出る。
「このままじゃ、患者の命まで危険にさらされます」 そっちか
「実は私……イッたことがないんです。今までみなさんを騙してました(嗚咽)」 そろそろいい加減にしてくれないかな
 なんだかんだで院長と明るくセックスしてなしくずし的に終劇

レビュー

 全編が異常にゆるいコント仕立てなので、笑いの要素が入ったエロが苦手なタイプにはマイナス点だろうか。
 特に中盤の騎乗位手術シーンはせっかく天衣みつがガンガン腰を振っているのに、その最中ずっと医師と看護婦のERばりの心拍数上昇と応急処置演技がくり広げられるので、呆れるほどジャマ。一般にエロシーンの中にコントを入れるのはAV監督が犯しやすい間違った演出だが、このシーンの場合もはやコントの中にエロシーンが入っているというレベルで、間違いがあるとすれば監督の脳の構造かもしれない。

 とは言え、レズからナース服ソーププレイ、オナニーにファックまでと一通り、GLAY'zらしいソツの無い撮影で女優を綺麗に撮っているので(オナニーシーンでシャワー室というロケーションを選んでしまい、せっかくのナース物なのに只の全裸になっているという失策こそあれ)、エロDVDとしては十分及第点をクリアーしている作品でもある。俯瞰してみるとファックシーンが少なく感じられる(例の騎乗位手術を除けば2回だけ)のが惜しまれるところか。
 笑い所の分からないコントにさえ目をつぶれば、パッケージ写真レベルでナースプレイが楽しめる良作とは言えるだろう。

 最後にふと気になったのだが、天衣みつは確かにいい乳をしているが「巨乳」というのとはまた違うのではないだろうか。作品タイトルをもう一度思い返して、そこだけが妙に引っかかった。
(2005/07/03)

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