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イメージビデオは侮れなかった

DMMにリンク 『プライベエロ』吉田由莉
(みるく/ビーエムドットスリー)2005年09月発売

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 初めてイメージビデオという奴に手を出してみた。この業界も色々区分があるようで、今回借りたこのDVDは厳密には「着エロ」に分類されるのだろうか? 何しろこの分野については門外漢なので良く分からない。とにかく今言える事は、非常に実用的な意味でエロい作品だったという事だ。

 ファックシーン、と言って良いのだろうか。少なくともパッケージで「ファック」と謳っているシーンにM字開脚状態で体を揺らすというシーンがある。AVで言えばいわゆる疑似であるし、メイド風コスのまま乳首一つ出していない・あえぎ声も無く変に扇情的なBGMがかかり続けているだけと、一般的にはさほどいただけないシーンなのかもしれないが、個人的には最高だった
・邪魔な男が登場しない
・本番ではない分、女優が意識的に良い顔を作れる
・主観視点ハメ撮りとして十分機能している
・脱がないため余計なモザイク局部アップカットが削られて、カメラワークに無駄が無い
・ありがちなアーアー繰り返すだけの単調なあえぎ声をあげられるよりは、この駄エロBGMの方がよっぽどエロい

 と、このようにAVのいらない部分が見事にそぎ落とされていて、上質なAVとして十分あり得る内容だった。さすがにメイド服を専門学校生センスでダメにしたようなコスはどうかと思ったが。
 ちなみにここでかかるエロBGMは楽曲としては糞みたいに適当なトランス系テクノではあるのだが、女性のあえぎ声が随所にサンプリングされておりBGMとして聴くともなく聴いているとサブリミナル的にエロく感じるようになっており技ありと言わざるを得ない
 イメージビデオというといい所ですぐに終わりそうな偏見があったのだが、これが中々長回しで撮ってくれている。途中寄り道的なカットも入るがそれでも正味5分程度だろうか? 女優の顔も一線級AV女優と比べれば流石にやや劣るものの、前述した通り女優がカメラを意識してフェイスコントロールをしているおかげで喘ぎ顔は悪くない。
 本番至上主義の現実派には到底受け入れがたいのだろうが、フィクションのエロスを愉しめる妄想派にはくだらんAVより遥かに価値のある内容と言えるだろう。

 すっかりイメージビデオを見直したのだが、当面の問題はこれがイメージビデオの一般的なクオリティなのか今回たまたま「当たり」を引いただけなのかが経験不足でさっぱり分からないという事だ。とりあえず手当たり次第に借りてみようとは思うが、結果次第で本作の評価も変わってくるかもしれない。
(2006/05/21)

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