ヱロチカ: DVD/ビデオ レビュー
ヱロチカ > DVD/ビデオ レビュー > 『超電光ダンガイン VS 超忍者セーバイン』春菜まい・加山由衣

『超電光ダンガイン VS 超忍者セーバイン』春菜まい・加山由衣

DMMにリンク 『超電光ダンガイン VS 超忍者セーバイン 淫魔界陵辱大戦』春菜まい・加山由衣
(ソフト・オン・デマンド/ヒビノ)トニー芝監督・2004/01発売

オフィシャルサイト(サンプルムービー有)
DMM
Amazon

あらすじ(ネタバレ)

 前作ラストでダンガイン(春菜まい)のピンチを救ったセーバイン(加山由衣)。二人は姉妹だったが、まいは兄「ハヤテ」が殺されるきっかけを作ってしまった由衣を許していなかった。共闘を拒み去って行くまいの態度に、体育座りで落ち込む由衣。この心の隙を突かれ、由衣は突然現われた敵にごくあっさりと捕まりレイプされてしまう。
 由衣を人質にとってまいに迫る怪人。まいは憎んでいたはずの由衣のために、変身ブレスレットを手放す(ここが泣かせる所)。陵辱されるまいの姿を全裸で見せつけられる由衣だったが、怪人がレイプに夢中な隙に両手を拘束していた布ヒモ柱でこすって切断し、生身なのに怪人達を一撃でKOする。
 さっきまでいなかったはずの怪人のマスクが外れると、そこには死んだはずのハヤテの顔があった! 彼は洗脳されて怪人として戦わされていたのだ。ハヤテの洗脳が解けかかっている事に気付き、ハヤテを連れて逃げ出す怪人達。アジトでドライバーとか使った再洗脳手術が行われる。
 再洗脳を終えたハヤテが和解したダンガインとセーバインの前に立ちふさがる。だがハヤテはかなりあっさりと再洗脳を自力で解き、敵怪人におもむろに剣を構えた! 次の瞬間敵の攻撃で灰と化すハヤテ。
 ハヤテと違ってなかなかいい勝負をするダンガインとセーバインだったが、ちょっとよそ見をした隙に異空間に引きずり込まれ、無力化されてしまう。おまけに敵の大砲が都市をひとつとりあえず破壊、その凄まじい破壊力で日本全域を人質をとられた形の二人はやっぱりレイプされる。
 レイプ中に救いを求めて互いの手を握り合う二人。すると何の説明も無く二人のパワーが復活、大砲のことは忘れて敵怪人達を軽々と粉砕する。
 二人の前についに最後の敵「ヤミオウ」がそのガレージキットっぽい真の姿を現す。ヤミオウは特に攻撃してこないのだが、二人の必殺技をも受け付けないほどに硬かった。手詰まりかと思えた二人だが、よく原理の分からない最後の手段を使ってみたところ2秒でヤミオウは消えた。
 青空の下でほのぼのと平和の喜びをかみしめる二人。完。ハヤテは? 壊滅した都市は?

レビュー

 『超忍者セーバイン』『超電光ダンガイン』に続く3部作の完結編。今作のタイトルが2作目のダンガインの方を優先しているのは、やはり女優の質を優先したのか。
 妹キャラにも女子高生キャラにも悲しいほど似合っていないが、かと言ってスーパーヒロインには絶望的に似合っていない加山由衣のやる気のない棒読みはある意味で必見。それを言えば春菜まいも似たようなものではあるが。
 肝心のエロシーンだが、致命的に男優がうるさい。いわゆるオラオラ系という奴で、「どうだ気持ちイイか、イイのかオラァ!」だの男優の喘ぎ声だので五秒も黙っている事ができない。女優を辱めているつもりなのかもしれないが、女優はその声に対してはノーリアクションなので単に男優の独り相撲でしかない。たまに黙ったかと思えば女優の髪を意味なく引っぱり痛がらせるのはこいつなりの熱演なのか。帰れ。この馬鹿若手芸人以上に前に前に出ようとするおかげで女優がその力演の後に隠れてしまい、見ている方はまったく女優に集中できない。
 加山由衣の顔はともかくとして春菜まいと並んでの3Pにはちょっと期待もしていたのだが、変身前のレイプでは完全に1人ずつしかやらない(一応春菜まいのレイプ中たまに加山由衣が心配しているシーンが挿入されるが、見ていてむしろ邪魔)。変身後は前戯とフェラチオまでは2人並んでやるのだが、いざ挿入となるとわざわざ加山由衣をカメラフレーム外に連れ出す。そしてたまに思い出したように連れ戻して挿入部分を尻側から見せつけてからまたフレームの外に連れ出すという意味の分からない演出。もちろん春菜まいの番が終わったら次は春菜まいを外に連れ出して加山由衣を犯す。これが終わってやっと2人並べての正常位が始まるのだが、一分もせずに例のパワー復活になってしまうので使い物にならない
 はっきり言って競演が無駄な上にオラオラ系ときては、本作に何の意味も無いと言えるだろう。セーバインかダンガイン、どちらか好きな方を買った方がはるかにお得だ。セーバインの方は加山由衣だから買ってないし分からないけど。
(2004/03/10)

$MTBlogName$ DVD/ビデオ レビュー 目次に戻る 
ヱロチカ トップページに戻る