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『ゆうか・最終章 [後編]』長瀬愛

『ゆうか・最終章 [後編]』ゆうか(長瀬愛)
(ボス・キャット/オーロラ・プロジェクト)葵刀樹監督

DMM(セル)※現在絶版のため再編集版にリンク
公式サイト
 長瀬愛と言えば無く子も黙る騎乗位の天使であるが、いかんせん中途半端に水っぽいルックスのせいでリアル過ぎて萌えないのが難点と言えるだろう。百歩譲っても天使は無理
 ところが本作では我らが少女の殿堂オーロラ・プロジェクト(→用語解説)によって天使はともかく美少女となら言えそうな髪型とメイクで登場。美少女が騎乗位で未知の快感を貪るという夢を僕らに見せてくれる映像がここに誕生した。

レビュー

 一般的に「騎乗位=淫乱」というイメージが強いため、美少女タイプの女優ではせいぜい男優が下から突き上げるパターンが大半で、自ら腰をグラインドさせる場面はまず無い。しかしこのギャップがあるからこそ、逆に美少女と騎乗位腰振りの組み合わせは強力だ。
 元々長瀬愛は顔立ちもノーブルだし乳も小ぶりでこういう美少女役でも案外違和感が無い。そこにあの淫欲にまみれた腰振りを見せるのだから、これは他では見られない夢のエロ組み合わせと言っていいだろう。
 本作は3シーンで構成されているが、特に最初のシーンでは男優が動く事は皆無に近く、フェラチオの後はさっそく騎乗位で挿入、足腰をフルに活かしたピストン祭りの後に、ようやく男優が動き始める後背位。ところがこれで済まさないのが長瀬愛で、男優の動きがまた止まったかと思うとAV界でも珍しい女優の腰の動きだけで後背位ピストンするというマッスルミュージカル並のからみが始まる。このカメラ目線で尻を向けたまま腰を揺する映像はかつてないエロさだ。しかもオーロラ・プロジェクト得意の長回しハメ撮りなので、この映像が数分間続くのも嬉しい。
 マッスルミュージカル終了後はシャワー室で普通の後背位だが、これもシーン自体は短いもののカメラ目線でしつこく撮り続ける場面はなかなか魅せる。しかしトリとなるベッド上のシーンでは監督が疲れたのかカット割りが一転して冴えず、カメラの構図がちょっと止まってはまた考え直したようにフラフラ動いてと見ていて辛い。この葵監督にしてはお粗末なカメラワークのせいで、せっかくの長瀬愛の騎乗位(また始まる)がうまくフレームインしないのは非常に残念だ。
 残念と言えばこのDVD、過去のビデオ作品の再販版とは言えDVDメニューはおろかチャプターひとつ打っていないのはいかがなものか。うっかり普段の調子でスキップするとタイトルが終了してしまい、1分近いメーカーロゴをまた見せられる羽目になるので要注意。

 素材は同じでも料理の仕方で見違えるという好例。長瀬愛が好みではないという層こそむしろ見るべきだろう。なお、これ以外のオーロラ・長瀬愛出演作ではやっぱり髪をアップにして水っぽさを消せずにいるようだ。残念極まる
(2004/03/28)

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