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『泡姫天使』高井桃

DMMにリンク 『泡姫天使』高井桃
(オーロラ・プロジェクト/ボス・キャット)2004年10月発売・葵刀樹監督

DMM

レビュー

 前作『泡姫調教』と直接の関連性は無いが、一応の続編。
 前回がソーププレイをソープ嬢に伝授されるという形を取っていたのに対し、今回は高井桃1人がソープ嬢として奉仕するという形式になっている。その意味では前作→本作と正しい流れができているのだが、曲がりなりにも大きめのマンションの一室を使っていた前作からうって変わって、本作では地方駅で降りてタクシーを呼ばないと見つからないようなうらぶれたソープの個室が舞台。うっかり真面目に前作からの繋がりを想像すると悲しいストーリーが描けてしまうので注意が必要だ。

 狭くて暗くて貧乏臭いロケーションさえ無視すれば、後はいつも通りのオーロラプロジェクト式(→用語解説)の内容。ソープ物なので男優が自ら行動する事は少なく、女優が主導権を持っているのは珍しいところか。
 ファック回数はオーロラ物でも多めの計4回で、当然騎乗位が中心(例外的に2回目は後背位のみ。4回目でも後半に正常位が見られる)。揺れる美乳、振られる腰という押さえておくべきポイントをきっちり押さえ、なおかつオーロラ流の長回しでじっくり撮っているのでソープ物としても十分及第点以上をあげられるだろう。
 もちろん高井桃のおとなしめな美形フェイスは本作でも健在。時々キッと睨み付けるような目つきや嫌がっていそうなあえぎ顔も健在で、ソフトレイプ派にも文句無しだ。
 面白いのは最初長く伸ばしたセミロングだった髪形が、ジャマになってきたのか次のシーンでは後ろで結ばれ、それでもジャマだったのか3回目では前髪も額を出すようにキッチリ縛り、4回目になると面倒くさくなったのか前髪を無造作に下ろして(2回目までの丁寧に分けていた髪形とは違う)しまうこと。意図的なのかどうか分からないが、この髪形の大幅な変化によってそれぞれの印象がガラリと変わるので、同じ騎乗位ソープ物でもそれぞれのシーンを新鮮なイメージで楽しめる。綺麗なお姉さん派には当然1回目、清純少女派には3回目あたりがお勧めだ。それぞれのシーンを別人という設定にして、美人4姉妹を全員手込めにしたというシチュエーションにするのも妄想派には良いだろう。

 前作でことごとくラストが口内射精に終わった点を反省してか、中出し(但しコンドーム付)フィニッシュや女優が自己申告でイク場面を用意しているのも気が利いている
 画面の絵面の貧乏臭さで損をしているが、実用度から言えば文句無くお勧め。常に複数人プレイでゴージャスだった前作とはまた違った角度の内容なので、前作のユーザーでも十分に楽しめる内容だと言っておこう。
(2005/03/05)

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